日本歴史地名大系 「江迎町」の解説 江迎町えむかえちよう 長崎県:北松浦郡江迎町面積:三二・〇七平方キロ松浦市の南西に位置し、北西は田平(たびら)町、東は吉井(よしい)町、南は佐々(さざ)町、西は鹿町(しかまち)町に接する。町域の東部に白(しら)岳(三七二・七メートル)、南部に鷲尾(わしお)岳(三五〇・三メートル)などの山嶺があり、北部には坂瀬(さかせ)川が流れる。南東部から北西部に向かって流れる江迎川(二級河川)は草(くさ)ノ尾(お)を水源とし、山田(やまだ)川・嘉例(かれい)川などを合流して江迎湾に注ぐ。流路延長九・六九キロ、流域面積三一・四八平方キロ。地勢は平坦地が少なく、海岸部まで山嶺が迫る。国道二〇四号が通るほか、県道の松浦―江迎線・江迎―御厨(みくりや)線などがある。北西部の末橘免(すえたちばなめん)にある才木(さいき)ノ池(いけ)遺跡、南東部の七腕免の堤原池(ななかいめんのつつみばるいけ)遺跡で旧石器時代末期から縄文時代中期にかけての石器類が採集されている。東部の白岳(しらたけ)遺跡は縄文中期から弥生時代中期にかけての遺跡とされる。 出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報 Sponserd by