猫だまし(読み)ネコダマシ

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共同通信ニュース用語解説 「猫だまし」の解説

猫だまし

主に小兵が大型力士を相手に繰り出す奇襲戦法。出てくる相手の顔の前で両手をパチンと打ち、動揺させて有利な形へ持ち込むことが目的とされる。神経過敏な猫を同じように驚かせる例えから名称がついた。歴代横綱に対しては1962年九州場所で平幕の出羽錦が大鵬に、78年初場所で大関三重ノ海が北の湖に行った例があるが、ともに敗れた。平成以降では小兵の舞の海が数回用いた。

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精選版 日本国語大辞典 「猫だまし」の意味・読み・例文・類語

ねこ‐だまし【猫だまし】

  1. 〘 名詞 〙 相撲で、立ち合いのとき相手の眼前で両手を打ち、ひるませて自分優位の型に入る戦法。めくらまし。

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