猫間(読み)ネコマ

デジタル大辞泉 「猫間」の意味・読み・例文・類語

ねこ‐ま【猫間】

扇の親骨の透かし彫りの一。猫のひとみ明暗で変化するように、丸い形や細長い形などを連続的に彫り透かしたもの。

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「猫間」の意味・読み・例文・類語

ねこ‐ま【猫間】

〘名〙 夏の扇の親骨の透かし文様一種格狭間(こうざま)の透かし文様を変形したもの。
※中原高忠軍陣聞書(1464)「扇のねこまにすかす紋の事」
[補注]猫間氏が好んだところから、また、文様が猫の目のように変化するところから「猫目」の義などの説がある。

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