日本歴史地名大系 「猿江町代地」の解説 猿江町代地さるえちようだいち 東京都:江東区旧深川区地区猿江町代地[現在地名]江東区三好(みよし)四丁目横(よこ)川(大横川)西岸の代地。深川猿江(ふかがわさるえ)町代地とも称した。北は北本所(きたほんじよ)代地町、西は海辺大工(うみべだいく)町、南は扇橋(おうぎばし)町(嘉永五年尾張屋版切絵図)。文政町方書上によると、元地は小名木(おなぎ)川北岸の猿江村の内。村の西部が年月不明ながら小浜長五郎拝領屋敷となったため、当地に代地が与えられた。享保一七年(一七三二)検地があり町奉行・代官所の両支配。ただし文化一〇年(一八一三)町南方の潰れ道となった土地一七二坪余を町奉行に願出て買請けており、同地は町奉行所の一手支配となっている。 出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報