猿頭巾(読み)さるずきん

精選版 日本国語大辞典 「猿頭巾」の意味・読み・例文・類語

さる‐ずきん‥ヅキン【猿頭巾】

  1. 〘 名詞 〙 頭巾一種。猫ずきんに似て目ばかり出して、猿が頬冠りしたような風にみえるもの。
    1. 猿頭巾〈巷街贅説〉
      猿頭巾〈巷街贅説〉
    2. [初出の実例]「烏帽子から巣立の鳩を揮ひ出す〈紫紅〉 猿頭巾にて梅に腰つけ〈其角〉」(出典:俳諧・焦尾琴(1701)雅)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

今日のキーワード

苦肉の策

敵を欺くために、自分の身や味方を苦しめてまで行うはかりごと。また、苦しまぎれに考え出した手立て。苦肉の謀はかりごと。「苦肉の策を講じる」...

苦肉の策の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android