玉の床(読み)たまのとこ

精選版 日本国語大辞典 「玉の床」の意味・読み・例文・類語

たま【玉】 の 床(とこ)

玉で美しく飾った寝所。また、立派なすまい。金殿玉楼。
※世阿彌筆本謡曲・柏崎(1430頃)「かずかずのたまとこ、うてなも品々(しなじな)の、たのしみをきわめ」

たま【玉】 の 床(ゆか)

玉で飾った美しい床。また、床の美称。特に、天子住居にいう。たまゆか
※静嘉堂文庫本千載(1187)羈旅「松がねの枕も何かあだならんたまのゆかとてつねのとこかは〈崇徳院〉」

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

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