玉堅磐(読み)タマガシワ

デジタル大辞泉 「玉堅磐」の意味・読み・例文・類語

たま‐がしわ〔‐がしは〕【玉×磐】

《「かしわ」は「かたしわ(堅磐)」の略》堅い岩の美称
難波江の藻にうづもるる―顕はれてだに人を恋ひばや」〈千載・恋一〉

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精選版 日本国語大辞典 「玉堅磐」の意味・読み・例文・類語

たま‐がしわ‥がしは【玉堅磐】

  1. 〘 名詞 〙 ( 「たま」は美称。「かしわ」は「かたしわ(堅磐)」の略 ) 堅い岩。特に水中にある堅い岩。
    1. [初出の実例]「難波江の藻に埋もるるたまがしは顕はれてだに人を恋ひばや」(出典:千載和歌集(1187)恋一・六四一)

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