玉置村(読み)たまきむら

日本歴史地名大系 「玉置村」の解説

玉置村
たまきむら

[現在地名]上中町玉置

虫生むしう村の西方きた川右岸に位置する。郷帳類には「玉木」と記す。古代の玉置郷(和名抄)の地とされ、中世玉置庄となる。「若狭国守護職次第」に応安四年(一三七一)五月の守護方と国人一揆の戦闘を記すなかに「同廿六日の暁、玉置庄へ敵方打入之間、のき山よりおり、玉置河原にて合戦を致す」とみえる。正保郷帳によれば田方六五九石余・畠方四一石余。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

今日のキーワード

土砂災害

大雨や地震が誘因となって起こる土石流・地滑り・がけ崩れや、火山の噴火に伴って発生する溶岩流・火砕流・火山泥流などによって、人の生命や財産が脅かされる災害。...

土砂災害の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android