玉羅紗(読み)たまラシャ

精選版 日本国語大辞典 「玉羅紗」の意味・読み・例文・類語

たま‐ラシャ【玉羅紗】

〘名〙 (ラシャはraxa) 布の表面毛羽を立て、小さい玉形にまるめた毛織物。手ざわりが柔らかく、コート地などとする。
※東京風俗志(1899‐1902)〈平出鏗二郎〉中「角袖(一に道行)といふものありて、〈略〉其料も〈略〉玉羅紗(タマラシャ)スコッチ等のは殆ど跡を絶たんとす」

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