角袖(読み)かくそで

精選版 日本国語大辞典「角袖」の解説

かく‐そで【角袖】

〘名〙
① 四角の角形の袖。また、その外套(がいとう)
※俳諧・山之端千句(1680)「風俗も月は月也国の秋〈四友〉 義あるをもって角袖の露〈似春〉」
※高野聖(1900)〈泉鏡花〉一「羅紗の角袖(カクソデ)の外套」
洋服に対して、和服の称。
※風俗画報‐三〇七号(1905)流行門「角袖(カクソデ)用外套は頭巾附にて十八円より廿五円位」
※風俗画報‐三七号(1892)人事門「年の市〈〉、掏盗(すり)に目を注ぐ角袖(カクソデ)の鵜目(うのめ)鷹目(たかのめ)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

デジタル大辞泉「角袖」の解説

かく‐そで【角袖】

和服で、たもとに丸みをつけないで、角形に仕立てた袖。
和服のこと。洋服に対していう。
男性の和服用コート。角袖外套がいとう
角袖巡査」の略。

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

世界大百科事典内の角袖の言及

【コート】より

…東コートは繻子(しゆす)地の雨コートや小幅物のおしゃれコートの出現とともにすたれた。男物では同じような形のものを角袖と呼んだ。第2次世界大戦後は,広幅物(洋服地)のコートが素材とデザインの豊富さから流行した。…

※「角袖」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社世界大百科事典 第2版について | 情報

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