王代物(読み)オウダイモノ

大辞林 第三版の解説

おうだいもの【王代物】

浄瑠璃や歌舞伎で、奈良・平安時代の公卿の世界に題材や人物を借りたもの。「菅原伝授手習鑑すがわらでんじゆてならいかがみ」「妹背山婦女庭訓いもせやまおんなていきん」など。大時代狂言。大時代物。

出典 三省堂大辞林 第三版について 情報

世界大百科事典内の王代物の言及

【王朝物】より

…人形浄瑠璃,歌舞伎狂言の分類の一つ。〈王代物〉ともいう。時代物のうち,上代および平安時代の天皇家や公卿の社会を扱った作品をさす。…

【歌舞伎】より

…歌舞伎は,舞楽,能,狂言,人形浄瑠璃などとともに日本の代表的な古典演劇であり,人形浄瑠璃と同じく江戸時代に庶民の芸能として誕生し,育てられて,現代もなお興行素材としての価値を持っている。明治以後,江戸時代に作られた作品は古典となり,演技・演出が〈型(かた)〉として固定したものも多いが,一方に新しい様式を生み出し,その様式にもとづいた作品群を作りつづけてきた。また,古典化した作品の上演にも新演出を試みるなどの方法によって,全体としては流動しながら現代に伝承され,創造がくり返されている。…

※「王代物」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社世界大百科事典 第2版について | 情報

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