王若虚(読み)おうじゃくきょ(英語表記)Wang Ruo-xu

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「王若虚」の意味・わかりやすい解説

王若虚
おうじゃくきょ
Wang Ruo-xu

[生]大定14(1174)
[没]淳祐3(1243)
中国,金末の政治家,文学者。こう城 (河北省) の人。字,従之。号,慵夫,こ南遺老。承安年間の進士で官は翰林直学士にいたったが,金が滅ぶと隠遁した。当時の文壇領袖であり,文章には生活内容が反映すべきであるとして,模倣や字句雕琢を排斥した。主著『慵夫集』。

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

今日のキーワード

焦土作戦

敵対的買収に対する防衛策のひとつ。買収対象となった企業が、重要な資産や事業部門を手放し、買収者にとっての成果を事前に減じ、魅力を失わせる方法である。侵入してきた外敵に武器や食料を与えないように、事前に...

焦土作戦の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android