玻璃版(読み)ハリバン

デジタル大辞泉 「玻璃版」の意味・読み・例文・類語

はり‐ばん【×玻璃版】

コロタイプ旧称ガラス板を用いるところからいう。

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「玻璃版」の意味・読み・例文・類語

はり‐ばん【玻璃版】

  1. 〘 名詞 〙 ( 玻璃(ガラス)乾板を用いるところからいう ) 「コロタイプ」の旧称。
    1. [初出の実例]「六枚折の金屏風(四季の花を描く)一双紙障には各姿見鏡(すがたみ)大の玻璃板(ハリバン)を篏め」(出典風俗画報‐一四三号(1897)福住楼)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

世界大百科事典(旧版)内の玻璃版の言及

【コロタイプ】より

…アートタイプartotypeあるいは玻璃(はり)版ともいわれる印刷版の一種。写真の理論を利用して版を作るいわゆる写真製版法は,各種の版の製作に利用されるが,コロタイプはその中でももっとも早く1870年代にドイツのアルベルトJ.Albertによって実用化された版で,日本でも89年ころから知られている。…

※「玻璃版」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

今日のキーワード

ドクターイエロー

《〈和〉doctor+yellow》新幹線の区間を走行しながら線路状態などを点検する車両。監視カメラやレーザー式センサーを備え、時速250キロ以上で走行することができる。名称は、車体が黄色(イエロー)...

ドクターイエローの用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android