最新 地学事典 「珊瑚類」の解説
サンゴるい
珊瑚類
coral
刺胞動物のなかで,特に石灰質や角質の骨格を分泌するグループを指す。分類学上,ヒドロ虫綱のヒドロサンゴ類(アナサンゴモドキなど),花虫綱の八放サンゴ類(アカサンゴ・クダサンゴなど)・六放サンゴ類(イシサンゴなど)・四放サンゴ類・床板サンゴ類などに属する。サンゴの成長には,水温・光量・水の透明度・塩分濃度などが大きく関係する。サンゴ化石は,示相化石としての側面を強く有している。光合成を行う褐虫藻がサンゴ虫体内に共生する場合,サンゴの成長速度が速まることが知られている。サンゴの骨格の密度変化や同位体変化から,骨格形成や水温などの変動を読み取ろうとする研究が盛んである。また,サンゴ骨格に残された成長線(輪)が,年代編年に用いられている。
執筆者:江崎 洋一
出典 平凡社「最新 地学事典」最新 地学事典について 情報

