珠洲駅(読み)すずのえき

日本歴史地名大系 「珠洲駅」の解説

珠洲駅
すずのえき

古代珠洲郡に置かれた駅。「日本後紀」大同三年(八〇八)一〇月一九日条に「廃能登国能登郡越蘇、穴水、鳳至郡三井、大市、待野、珠洲等六箇駅、以不要也」とあるのが唯一の史料で、「延喜式」兵部省に記載はない。同条から珠洲駅が鳳至ふげし郡内にあったという見方もできるが、珠洲郡の郡名が脱落していると考えるべきである。所在地は珠洲郡の郡家などとともに珠洲市正院しよういん町辺りに置かれていたと考えられる。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

敵を欺くために、自分の身や味方を苦しめてまで行うはかりごと。また、苦しまぎれに考え出した手立て。苦肉の謀はかりごと。「苦肉の策を講じる」...

苦肉の策の用語解説を読む