加島(読み)カシマ

デジタル大辞泉 「加島」の意味・読み・例文・類語

かしま【加島】

大阪市淀川区の地名もと神崎川河口の島。近世銭座があった。現在は工業地。

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精選版 日本国語大辞典 「加島」の意味・読み・例文・類語

かじま【加島】

  1. [ 一 ] 静岡県富士市松岡付近の古地名。富士川戦いのとき、源頼朝軍の本陣があった。島。賀嶋。梶間。
  2. [ 二 ] 現在の大阪市西淀川区御幣島(みてじま)町付近、かつて神崎川の河口にあった島の一つ

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日本歴史地名大系 「加島」の解説

加島
かしま

[現在地名]尾道市向東町

むかい島の東南約一・五キロの海上にあり、「賀島」とも書く。寛文二年(一六六二)尾道町の松本重政(泉屋)孝義を賞され、藩よりこの島を与えられた。重政は約三〇年かかって島に木を植え、田を開き、門堂・あずまや・明神・胡神・荒神・地蔵堂・毘沙門堂・薬師堂・鐘撞堂を築いて海上の大庭園とした。元禄三年(一六九〇)七月七日、広島藩主浅野綱長が島に立寄り、景勝をめでて重政と子重長に褒賞を与えている。

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日本大百科全書(ニッポニカ) 「加島」の意味・わかりやすい解説

加島
かしま

広島県南東部の瀬戸内海にあり、尾道(おのみち)市に属する島。面積0.42平方キロメートル。第二次世界大戦後、一時は50人の住民を数えたが、1997年(平成9)無人島となった。東に百(もも)島、西に向(むかい)島がある。松永湾や尾道港からの出入口にあたり、交通上重要である。海岸線島山が美しく、瀬戸内海国立公園に含まれる。日本海洋技術専門学校の海洋実習島として使用され、夏季には海洋教室が行われる。

[北川建次]

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デジタル大辞泉プラス 「加島」の解説

加島

兵庫県姫路市、男鹿(だんが)島の南東約1kmに位置する無人島。もとは3つの島だったものが砂州で繋がり1つになったもの。

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