珪化作用(読み)けいかさよう(その他表記)silicification

岩石学辞典 「珪化作用」の解説

珪化作用

多量の珪酸を溶解した熱水溶液岩石に浸入して交代により濃集して,岩石中の空洞を充填したり既存鉱物を置換して珪酸が富化し,緻密な珪質岩に変化する作用[Usov : 1848, Van Hise : 1904, Storz : 1931].岩石中の珪酸以外の成分が溶出した結果,珪酸が多くなった場合も区別がつきにくいため珪化作用と呼ばれることがある.珪化木などのように動植物の堅い部分が珪酸に交代される作用をいうことがある.

出典 朝倉書店岩石学辞典について 情報

今日のキーワード

カイロス

宇宙事業会社スペースワンが開発した小型ロケット。固体燃料の3段式で、宇宙航空研究開発機構(JAXA)が開発を進めるイプシロンSよりもさらに小さい。スペースワンは契約から打ち上げまでの期間で世界最短を...

カイロスの用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android