最新 地学事典 「珪藻分析」の解説
けいそうぶんせき
珪藻分析
diatom analysis
堆積物中から珪藻化石を検出し,種類・化石群から堆積環境,地層の対比などを考察する方法。試料は泥岩・珪藻土などがよい。試料粉砕―分離―標本作成―同定という段階をとる。試料は1~2ɡをとり,過酸化水素水などを加えて加熱する。沈降法により砂粒分を除去した後,適当な濃度に希釈し,マウントメディアなどの封入剤によって永久プレパラートとする。通常は1,000倍程度の光学顕微鏡によって同定するが,ときには電子顕微鏡を用いる。湖沼・海岸平野・沿岸水域の第四紀の古環境復元に応用されている。
執筆者:徳永 重元・鹿島 薫
出典 平凡社「最新 地学事典」最新 地学事典について 情報

