珸瑤瑁海峡(読み)ごようまいかいきょう

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「珸瑤瑁海峡」の意味・わかりやすい解説

珸瑤瑁海峡
ごようまいかいきょう

珸瑶瑁水道ともいう。北海道東部,根室半島東端の納沙布 (のさっぷ) 岬と貝殻島との間にある海峡。幅約 3km,このうち中央部の幅約 800mが航行可能。水深は中央部で約 50~90m。海霧の季節は5月から8月までで,特に6~7月は霧の日が多い。流氷は2月上旬より4月初旬までみられ,船舶の航行を妨げる。貝殻島周辺はコンブの好漁場で,1963年から 76年まで民間で結ばれた日本=ソ連コンブ採取協定に基づいて,毎年根室半島の漁船が出漁した。 77年に日本=ソ連漁業暫定協定が結ばれてからは,操業が中止されている。

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