球状触媒(読み)キュウジョウショクバイ

化学辞典 第2版 「球状触媒」の解説

球状触媒
キュウジョウショクバイ
spherical catalyst

球状に成形された触媒.加熱によりゲル化するゾル液滴を,加熱した不溶性液体中に滴下して球状のゲルとすることが多い.球状微粉体の場合は,加熱した空間にゾルを噴霧することによってつくられる.球状にすると機械的強度が高く,均質で,充填層にするときの充填密度が高くなる.また,流動しやすいため取り扱いやすい.流動触媒として,アルミナ,シリカゲル,シリカ-アルミナ,ゼオライトなどが商品化されている.

出典 森北出版「化学辞典(第2版)」化学辞典 第2版について 情報

生命維持活動に必須なエネルギーの獲得や,成長に必要な有機材料を合成するために生体内で起るすべての生化学反応の総称。複雑な分子を単純な分子へ分解してゆく過程でエネルギーを獲得する分解代謝または異化 (カ...

代謝の用語解説を読む