球状触媒(読み)キュウジョウショクバイ

化学辞典 第2版 「球状触媒」の解説

球状触媒
キュウジョウショクバイ
spherical catalyst

球状に成形された触媒.加熱によりゲル化するゾル液滴を,加熱した不溶性液体中に滴下して球状のゲルとすることが多い.球状微粉体の場合は,加熱した空間にゾルを噴霧することによってつくられる.球状にすると機械的強度が高く,均質で,充填層にするときの充填密度が高くなる.また,流動しやすいため取り扱いやすい.流動触媒として,アルミナ,シリカゲル,シリカ-アルミナ,ゼオライトなどが商品化されている.

出典 森北出版「化学辞典(第2版)」化学辞典 第2版について 情報

今日のキーワード

プラチナキャリア

年齢を問わず、多様なキャリア形成で活躍する働き方。企業には専門人材の育成支援やリスキリング(学び直し)の機会提供、女性活躍推進や従業員と役員の接点拡大などが求められる。人材の確保につながり、従業員を...

プラチナキャリアの用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android