理趣分(読み)りしゅぶん

精選版 日本国語大辞典 「理趣分」の意味・読み・例文・類語

りしゅ‐ぶん【理趣分】

  1. 玄奘訳、大般若波羅蜜多経第十会般若理趣分のこと。類本の不空訳、理趣経真言宗の主要経典として重んじられる。般若理趣分。→理趣経
    1. [初出の実例]「毎日(ひごと)所作として、法花経一部・理趣分・普賢の十願〈略〉此等を誦して断つ事无かりけり」(出典今昔物語集(1120頃か)一五)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

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