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理髪外科医 りはつげかいbarber-surgeon

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

理髪外科医
りはつげかい
barber-surgeon

中世のヨーロッパでは外科医の地位は低く,理髪師として生計を立てながら外科医を兼ねていたので,この名がある。医療行為としては外傷手当てのほか,高血圧患者の放血をする手術などまで行なった。

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世界大百科事典内の理髪外科医の言及

【医者】より

…というのも大学を出た教養ある医者physicianは,当時はもっぱら手の技とみなされた外科医術と薬の販売にもかかわった製薬・調剤の仕事とを蔑視して,これらには手を染めず,自分の仕事を,病人を診察して処方箋を書く内科医業に限定したからである。それゆえ,この事情に応じて各都市には,外科医術を専門とする職人のギルドが生まれたが,通常は理髪師が,理髪外科医(バーバー・サージャンbarber‐surgeon)としてそれを兼業した。もっともパリにおけるように,理髪外科医のギルドの上に専門外科医のプロフェッション集団が形成される場合もあった。…

【床屋】より

…また当時の修道士は,教会の規則で定期的に剃髪と瀉血(しやけつ)のために床屋に行くことが決められていた。こうして中世の末ごろまでに床屋医者あるいは理髪外科医barber‐surgeonといわれる職業が重要な存在となっていた。彼らはおもに瀉血,抜歯,下剤かけなどを行い,ギルドをつくっていた。…

※「理髪外科医」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

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