琉球国旧記(読み)りゆうきゆうこくきゆうき

日本歴史地名大系 「琉球国旧記」の解説

琉球国旧記
りゆうきゆうこくきゆうき

九巻・附巻一一

成立 雍正九年

解説 王府の事業として「琉球国由来記」を簡略化、再編修した漢文体の地誌。巻一が首里・泊・那覇・唐栄、巻二が官職、巻三が首里城の年中儀礼(公事)、巻四が事始、巻五が古城・関梁、巻六が島尻中頭国頭の名所、巻七が寺社、巻八が久米島・馬歯山・葉壁山の御嶽旧跡、巻九が宮古八重山の御嶽について記す。附巻は神殿、神軒、嶽・森・威部、泉井、江港、官職、官爵、火神、鐘銘、諸邑・郡邑長・駅、風俗などの項目に分類している。序に多くの関係者があげられているが、実質は纂修司鄭秉哲大嶺里之子親雲上の手になるか。

活字本 琉球史料叢書三

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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