琵琶首村(読み)びわくびむら

日本歴史地名大系 「琵琶首村」の解説

琵琶首村
びわくびむら

[現在地名]柳津町琵琶首

大成沢おおなりさわ村の南三五町、博士はかせ(一四八二メートル)の西麓に位置し、標高は六〇〇メートルに近い。村内を小野川おのがわ(現昭和村)への道が抜け、南一八町に木地小屋下平しもたいらがある。村名は立地する渓谷の形が琵琶に相似し、村の位置がその首部にあることに起因するという(柳津町誌)。「会津鑑」は古名を枇杷首というとある。文禄三年(一五九四)の蒲生領高目録では高四七石余。寛永二〇年(一六四三)から南山御蔵入領となり、享保一七年(一七三二)の大谷組御手鑑(角田家文書)では高一一〇石余、家数二八、竈三〇、男一〇九・女七七、切支丹類族男女二人とあり、産業として「雪中ハ女太布仕候、夏こかい仕候、男ハならぶなにて鴨居戸ふち等仕立て御城下ヘ出ス申候」と記される。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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