璇璣玉衡(読み)せんきぎょっこう

精選版 日本国語大辞典 「璇璣玉衡」の意味・読み・例文・類語

せんき‐ぎょっこう‥ギョクカウ【璇璣玉衡・琁璣玉衡・璿璣玉衡】

  1. [ 1 ] ( 「璇・琁・璿」「玉」は美しい玉の名称。「璣」は回転仕掛けの機械、「衡」は横にわたした筒のようなもの ) 璣を回転させ、衡をのぞいて天体を観測する機械、渾天儀(こんてんぎ)のこと。
    1. [初出の実例]「代々前代之物をば破て改易るが、指南車と璿璣玉衡とをば不破ぞ」(出典史記抄(1477)三)
    2. [その他の文献]〔書経‐舜典〕
  2. [ 2 ] ( 北斗七星は星宿の位置を正す意味で、天球における渾天儀とも考えられるところから ) 北斗七星をいう。

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