環境地学(読み)かんきょうちがく(その他表記)environmental geosciences

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「環境地学」の意味・わかりやすい解説

環境地学
かんきょうちがく
environmental geosciences

地学地球と地球に関連する諸現象を解明する学問であるが,人類をはじめとする地球生命の生きていく環境を扱っているという点で,社会的な側面もある。このような意味から,近年,人間社会と深くかかわる環境地学が注目されている。環境地学では,地球上での物質循環がどのようなメカニズムで,どれほどの時間をかけて起こっており,それに対して人類の活動がいかなるインパクトを与えたかを地球規模でとらえるとともに,局所的な地学条件と人間生活の調和を図る努力も成される。資源問題や人口問題に限らず,地学が人間生活と深く結び付く総合自然科学であるという認識が高まって,欧米では大学の教科書などが地学や地球科学から環境科学へと変わりつつある。

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