環状織機(読み)かんじょうしょっき(その他表記)circular loom

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「環状織機」の意味・わかりやすい解説

環状織機
かんじょうしょっき
circular loom

力織機一種経糸 (たていと) を円筒状または放射状に配列し,緯糸 (よこいと) を螺旋状に織込む織機。普通の織機では杼 (ひ。シャットル ) の往復運動によって緯入れするため,動力消費や振動騒音などが問題となるが,これを解決するため杼に環状運動を与えたもの。主として袋などの産業資材の生産に用いられる。

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

今日のキーワード

カイロス

宇宙事業会社スペースワンが開発した小型ロケット。固体燃料の3段式で、和歌山県串本町の民間発射場「スペースポート紀伊」から打ち上げる。同社は契約から打ち上げまでの期間で世界最短を目指すとし、将来的には...

カイロスの用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android