日本歴史地名大系 「瓦之町」の解説 瓦之町かわらのちよう 京都市:中京区初音学区瓦之町中京区東洞院通二条下ル南北に通る東洞院(ひがしのとういん)通(旧東洞院大路)を挟む両側町。南側を押小路(おしこうじ)通(旧押小路)が通る。平安京の条坊では、町の東側が左京三条四坊一保一町西、西側が同条三坊四保一六町東。平安中期以降は二条東洞院大路の南にあたる。「御堂関白記」長和五年(一〇一六)八月二八日条に「亥時許東南方有火、従二条南従東洞院大路東北辺及高倉小路云々」とあり、当町を中心に付近一帯が焼失したことが知れる。平安時代中期から鎌倉時代後期にかけて、当町東半は二条内裏(拾芥抄)二条高倉殿の敷地(続史愚抄・仁部記)にあたり、西側は小二条殿の地にあたる(拾芥抄)。 出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報 Sponserd by