甄別(読み)ケンベツ

デジタル大辞泉 「甄別」の意味・読み・例文・類語

けん‐べつ【×甄別】

[名](スル)はっきりと見分けること。
「微妙な濃淡とか調子とか云う者を―することが出来るのに反して」〈漱石文学評論

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「甄別」の意味・読み・例文・類語

けん‐べつ【甄別】

  1. 〘 名詞 〙 ( 「甄」は見分けたり、明らかにしたりする意 ) あきらかに見分けること。よく調べて区別すること。
    1. [初出の実例]「教意は東方で出世で物を甄別し、向上向下或は貴賤を分る故に人皆貴む也」(出典:報恩録(1474)上)
    2. [その他の文献]〔陶弘景‐肘後方序〕

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

今日のキーワード

カイロス

宇宙事業会社スペースワンが開発した小型ロケット。固体燃料の3段式で、和歌山県串本町の民間発射場「スペースポート紀伊」から打ち上げる。同社は契約から打ち上げまでの期間で世界最短を目指すとし、将来的には...

カイロスの用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android