生は難く死は易し(読み)セイハカタクシハヤスシ

デジタル大辞泉 「生は難く死は易し」の意味・読み・例文・類語

せいかたやす

苦しみに耐えて生きるのは、苦しみに耐えられず死を選ぶよりもむずかしい。

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「生は難く死は易し」の意味・読み・例文・類語

せい【生】 は 難(かた)く死(し)は易(やす)

  1. 苦痛にたえて生きぬくことは困難であり、それに負けて死を選ぶことは容易である。死は易うして生は難し。
    1. [初出の実例]「『お疑ひを受けたる上は、潔よく相果てまする』『こりゃ、生(セイ)は難(カタ)く死(シ)は易(ヤス)し』」(出典:歌舞伎・稽古筆七いろは(鳩の平右衛門)(1867))

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

ことわざを知る辞典 「生は難く死は易し」の解説

生は難く死は易し

苦難に耐えて生きぬくことは困難だが、それに負けて死を選ぶことは容易である。自らの死によって問題を解決しようとする態度などをとがめていう。

[類句] 死は易く生は難し

出典 ことわざを知る辞典ことわざを知る辞典について 情報

今日のキーワード

カイロス

宇宙事業会社スペースワンが開発した小型ロケット。固体燃料の3段式で、和歌山県串本町の民間発射場「スペースポート紀伊」から打ち上げる。同社は契約から打ち上げまでの期間で世界最短を目指すとし、将来的には...

カイロスの用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android