生りともなし(読み)いけりともなし

精選版 日本国語大辞典 「生りともなし」の意味・読み・例文・類語

いけ【生】 り ともなし

  1. ( 「いけ」は四段動詞「いく(生)」の命令形、「と」は助詞 ) 生きているとも感じられない。生きているように思われない。
    1. [初出の実例]「衾道(ふすまぢ)引手の山に妹を置きて山路を行けば生跡毛無(いけりトモなし)」(出典万葉集(8C後)二・二一二)

生りともなしの補助注記

万葉例は「いけるともなし」と読む説もあるが、用例の「跡」は乙類の文字であるから助詞とみられ、終止形を受けていると考えて「いけりともなし」と読む。→生けるともなし

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

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