生下(読み)おいさがり

精選版 日本国語大辞典 「生下」の意味・読み・例文・類語

おい‐さがりおひ‥【生下】

  1. 〘 名詞 〙
  2. 女性髪の毛が、肩から背後の方へ長く垂れていること。また、その髪の毛。
    1. [初出の実例]「髪の筋こまやかに清らにて、おひさがりの末より一尺ばかり余り給へり」(出典:紫式部日記(1010頃か)寛弘六年正月一日‐三日)
  3. もみあげ。はえさがり。
    1. [初出の実例]「おひさがりの跡、きっぱりとして、おとがいあほあほとしたる子」(出典:評判記・役者口三味線(1699)京)

はえ‐さがり【生下】

  1. 〘 名詞 〙 こめかみの下方に生ずる毛のはえ下がった部分。もみあげ。
    1. [初出の実例]「下葉こそ柳のかみのはへさかり」(出典:俳諧・崑山集(1651)二春)

しょう‐かシャウ‥【生下】

  1. 〘 名詞 〙 生まれること。生まれおちること。〔落葉集(1598)〕

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

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