…したがって両手で用い,穂の長さ約10cm,柄の長さ50~60cmのものであったと思われる。これに対し弥生時代以来用いられた鉄製工具は,その多くが小型で片手で用いるものと思われ,現在の木工具では生反(なまぞり),柳葉(やなぎば)と呼ばれる彫刻刀の一種に近いものとみなすべきかもしれない。またこれらの〈やりがんな〉にあてられる〈鉇〉の字も,本来は小矛,鉈(なた)の意である。…
※「生反」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」
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