最新 地学事典 「生物指標有機物」の解説
せいぶつしひょうゆうきぶつ
生物指標有機物
biomaker
堆積岩や炭化水素中の生物起原の有機化合物。一部の化合物は熟成度や堆積環境の指標として注目されている。生体脂質であるステロール起原のステランや,高等植物起原のテルペン類,クロロフィル起原のポーフィリンやイソプレノイド等が代表的。起原が未知の生物指標有機物も多い。石油探鉱上,原油根源岩対比や生物劣化作用の検証にきわめて有効。原油中に多く含まれ,生物起原説の有力な証拠とされる。
執筆者:鈴木 祐一郎
出典 平凡社「最新 地学事典」最新 地学事典について 情報

