生田新田村(読み)いくたしんでんむら

日本歴史地名大系 「生田新田村」の解説

生田新田村
いくたしんでんむら

[現在地名]余目町吉岡よしおか

京田きようでん川の東岸にあり、吉岡村の枝郷三軒屋敷さんげんやしきの西に位置する。開村は寛文二年(一六六二)と伝えられる。「筆濃余理」には生田東太夫の祖が開発の所というとあり、村はずれに東太夫の墓碑もある。しかし「北堰問答記」には西小野方にしおのかた村治右衛門とつるおかの浪人奥山八郎右衛門の協力による開発と記されている。寛文一三年の検地帳(吉岡区有文書)に村名がみえ、高一七石余。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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