生貯蔵酒(読み)なまちょぞうしゅ

飲み物がわかる辞典 「生貯蔵酒」の解説

なまちょぞうしゅ【生貯蔵酒】


日本酒製造では、普通、もろみをしぼった後と、貯蔵・熟成後びん詰めの前に2度、酵素の働きを止め殺菌するために「火入れ」と呼ばれる加熱処理を施して酒質を安定させるが、このうち前者の火入れは行わず、生酒状態で貯蔵・熟成を行い、びん詰めの前に1度だけ火入れを行う日本酒。しぼりたての新鮮な風味が残り、常温での流通も可能。

出典 講談社飲み物がわかる辞典について 情報

今日のキーワード

苦肉の策

敵を欺くために、自分の身や味方を苦しめてまで行うはかりごと。また、苦しまぎれに考え出した手立て。苦肉の謀はかりごと。「苦肉の策を講じる」...

苦肉の策の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android