用付(読み)ゆうづけ

精選版 日本国語大辞典 「用付」の意味・読み・例文・類語

ゆう‐づけ【用付】

  1. 〘 名詞 〙 連歌俳諧の付け方の一つ。海・雲などの物の本体を詠んだ前句に対して、波・靡(なび)くなど、その性質作用を表わす詞で付けること。作意の転換変化が弱いとして嫌われた。体付(たいづけ)に対していう。ようづけ。
    1. [初出の実例]「体付、用付といふ事有、一句の内の体の物に用を付るを用といふ也、これ悪き道也。上手の連歌に一句もなし」(出典:四道九品(1545頃))

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

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