田安御領村高記(読み)たやすごりようむらだかき

日本歴史地名大系 「田安御領村高記」の解説

田安御領村高記(田安領知村高記)
たやすごりようむらだかき

原本 葛尾武

解説 武蔵国三郡・下総国三郡・和泉国一郡・摂津国四郡・播磨国一郡および甲斐国二郡、計六ヵ国一四郡二七四ヵ村からなる田安家領の村名・高を書上げたもので、史料中に年代の記載を欠く。このうち甲斐は八代郡三五ヵ村一万五千二九七石余・山梨郡二八ヵ村一万四千七四四石余の計六三ヵ村・三万四一石余。これは延享三年に甲斐内に田安家領が設定された際の数値にほぼ等しく、天保三年に収公された武蔵国分の代地として渡された新知の八代・山梨・巨摩三郡分を含んでいない。延享三年から田安家領となった村を記すものであろう。

活字本 成田市史近世史料集


田安御領村高記(田安家領知村高帳)
たやすごりようむらだかき

解説 葛生家蔵。下総国では埴生相馬・香取三郡三五村の村名・村高を記す。

活字本 「成田市史」

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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