田戸渡(読み)たどわたし

日本歴史地名大系 「田戸渡」の解説

田戸渡
たどわたし

ころもうら対岸亀崎かめざき(現半田市)への渡し。この辺一帯を田戸浦たどうらとよんだのでこの名がある。「尾張国地名考」に「今は松江のこなた多度たどといふ所へ上る。但し多度は村もなく家もなしとあれば、天保の初年に開きたる者也」とあるが、田戸神社所蔵の棟札に「奉勧(請)権現慶安五年六月吉日 神主長左衛門、庄屋杉浦神谷」とあるから、「村もなく家もなし」ではなく、人家まばらであったと思われる。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

貨幣 (名目) 賃金額を消費者物価指数でデフレートしたもので,基準時に比較した賃金の購買力を計測するために用いられる。こうしたとらえ方は,名目賃金の上昇が物価の上昇によって実質的には減価させられている...

実質賃金の用語解説を読む