田戸渡(読み)たどわたし

日本歴史地名大系 「田戸渡」の解説

田戸渡
たどわたし

ころもうら対岸亀崎かめざき(現半田市)への渡し。この辺一帯を田戸浦たどうらとよんだのでこの名がある。「尾張国地名考」に「今は松江のこなた多度たどといふ所へ上る。但し多度は村もなく家もなしとあれば、天保の初年に開きたる者也」とあるが、田戸神社所蔵の棟札に「奉勧(請)権現慶安五年六月吉日 神主長左衛門、庄屋杉浦神谷」とあるから、「村もなく家もなし」ではなく、人家まばらであったと思われる。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

今日のキーワード

発見学習

発見という行為の習得を目指す学習。または,発見という行為を通じて学習内容を習得することを目指す学習。発見学習への着想は多くの教育理論に認められるが,一般には,ジェローム・S.ブルーナーが『教育の過程』...

発見学習の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android