田枯村(読み)たがれむら

日本歴史地名大系 「田枯村」の解説

田枯村
たがれむら

[現在地名]設楽町八橋やつはし

さかい流域の村。川に沿って伊那街道が通る。寛永一八年(一六四一)新田検地で一〇石余を検出。文政六年(一八二三)の内済取扱証文之事(北設楽郡史)によると、当村は公用人馬継立場ではなかったが馬稼を行い、信州中馬の止宿があった。このため田口たぐち宿との争いとなったが、毎年金一両二分を田口宿へ差出すことで決着し、かつ平谷ひらや(現長野県下伊那郡)泊りの馬は当村で泊まることが認められている。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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