田舎大尽(読み)イナカダイジン

デジタル大辞泉 「田舎大尽」の意味・読み・例文・類語

いなか‐だいじん〔ゐなか‐〕【田舎大尽】

田舎金持ち。
田舎から出てきて、遊里などで豪遊する者。
「或は―の珍客、或は一わけありて首尾したる初度祝儀などは」〈色道大鏡・二〉

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精選版 日本国語大辞典 「田舎大尽」の意味・読み・例文・類語

いなか‐だいじんゐなか‥【田舎大尽】

  1. 〘 名詞 〙
  2. 田舎の資産家。田舎の金持。
  3. 田舎から出て来て、遊里などで派手に金を使って豪遊する者を軽んじていう語。
    1. [初出の実例]「或は田舎大臣(イナカダイジン)の珍客、或は一わけありて首尾したる初度の祝義などは」(出典評判記・色道大鏡(1678)二)

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