日本歴史地名大系 「田茂沢村」の解説 田茂沢村たもざわむら 山形県:最上郡金山町田茂沢村[現在地名]金山町金山金山町の東、上台(うわだい)川の上流域に位置し、枝郷に堤沢(つつみざわ)・蒲(がば)ヶ沢(さわ)・市野倉(いちのくら)(一ノ倉)がある(新田本村鑑)。新田本村鑑には古くは楡沢と称したとみえるが、当地では楡の木をタモとよぶことから地名が生じたとも考えられる。元和八年(一六二二)の御前帳写では高一八八石余、寛文四年(一六六四)には高二二一石余、うち新田三三石余(新田本村鑑)、文化元年(一八〇四)には高四五二石、うち田方四一六石余、反別四二町二反余、うち田方三八町一反余(吉村本村鑑)、文政一〇年(一八二七)の新庄領総高控では竈数三八(うち借屋四)、人数一八四、駄馬六・駒二〇。 出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報