由もがな(読み)ヨシモガナ

デジタル大辞泉 「由もがな」の意味・読み・例文・類語

よし‐もがな【由もがな】

[連語]《「もがな」は願望終助詞方法があればいいのになあ。
「いにしへのしづのをだまき繰りかへし昔を今になす―」〈伊勢・三二〉

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「由もがな」の意味・読み・例文・類語

よし【由】 もがな

  1. 方法があってほしい。うまい手段があればよいのになあ。
    1. [初出の実例]「いにしへのしづのをだまき繰りかへし昔を今になすよしも哉」(出典:伊勢物語(10C前)三二)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

今日のキーワード

南海トラフ臨時情報

東海沖から九州沖の海底に延びる溝状の地形(トラフ)沿いで、巨大地震発生の可能性が相対的に高まった場合に気象庁が発表する。2019年に運用が始まった。想定震源域でマグニチュード(M)6・8以上の地震が...

南海トラフ臨時情報の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android