甲ヶ崎村(読み)こがさきむら

日本歴史地名大系 「甲ヶ崎村」の解説

甲ヶ崎村
こがさきむら

[現在地名]小浜市甲ヶ崎

てんじよう(二六六メートル)の西北山麓にあり、西は小浜湾に面し、北東は阿納尻あのじり村。「稚狭考」は「甲ケ崎村は北を塞きし山間の入江にて莱・芋・茄子はやく出る、二月北大根諸方に稀なるを此村に出す、丹後・近江よりも買に来る、一村千貫銭利用といふは実なるやしらす」と記す。延徳四年(一四九二)八月一六日付の彦三郎塩浜売券畑田賢清補任状写(妙楽寺文書)に「甲崎南村」がみえ、南・北に区分されていたことを示している。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

今日のキーワード

南海トラフ臨時情報

東海沖から九州沖の海底に延びる溝状の地形(トラフ)沿いで、巨大地震発生の可能性が相対的に高まった場合に気象庁が発表する。2019年に運用が始まった。想定震源域でマグニチュード(M)6・8以上の地震が...

南海トラフ臨時情報の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android