甲・上(読み)かり

精選版 日本国語大辞典 「甲・上」の意味・読み・例文・類語

かり【甲・上】

〘名〙 (動詞「かる(上)」の連用形名詞化) 邦楽で、基本調子より少し高く上げること。また、そのように上げた音。かん。⇔めり
※わらんべ草(1660)一「それゆへ、太こに、めり、かり、高下の調子、うたれしかど、いまは、だいにかけうつゆへ、めり、かり、うたれず」

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