基本(読み)きほん

精選版 日本国語大辞典 「基本」の意味・読み・例文・類語

き‐ほん【基本】

〘名〙 物事判断行動または存在などのよりどころとなるもと。大もと。どだい。基準基礎
集義外書(1709)三「聖賢の跡のみ見て、其故をしらず、時、処、位の至善を弁へず、人情、時変に通ぜず。一流とはなるべきか、大同の基本ならず」
日本開化小史(1877‐82)〈田口卯吉〉五「是れ則ち〈略〉封建政府の拠て以て建つ所の基本ならざるを得ず」 〔漢書‐谷永伝〕

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デジタル大辞泉 「基本」の意味・読み・例文・類語

き‐ほん【基本】

判断・行動・方法などのよりどころとなる大もと。基礎。「基本の型」「基本を身につける」「基本に忠実な演技
基礎[用法]
(副詞的に用いて)基本的に。原則として。「基本、先発メンバーは固定している」
[類語](1大本おおもと基礎根本こんぽん根幹中心基軸基調基底根底もとい土台下地初歩いろはABC基盤基幹基部大根

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普及版 字通 「基本」の読み・字形・画数・意味

【基本】きほん

基礎。根拠。〔晋書、慕容徳載記〕彭山川を阻帶とし、楚のなり。地は嶮に人は殷(おほ)し。攻めて之れに據り、以て基本と爲すべし。

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