高下(読み)コウゲ

デジタル大辞泉 「高下」の意味・読み・例文・類語

こう‐げ〔カウ‐〕【高下】

[名](スル)
高いことと低いこと。上下。「地位高下は問わない」
まさっていることと劣っていること。まさりおとり。優劣。「品質高下で値が決まる」
上がることと下がること。上がり下がり。「ドル相場が激しく高下する」

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精選版 日本国語大辞典 「高下」の意味・読み・例文・類語

こう‐げカウ‥【高下】

  1. 〘 名詞 〙
  2. 地面や地位・身分など、その位置の高いことと低いこと。上下。高低
    1. [初出の実例]「高下尊卑、不別」(出典:続日本紀‐霊亀二年(716)五月辛卯)
    2. 「命の長短を相し、身の貧富を数へ、官位の高下を令知む」(出典:今昔物語集(1120頃か)二四)
    3. [その他の文献]〔荘子‐逍遙遊〕
  3. 才能や恩恵その他について、その程度や量の多いことと少ないこと。すぐれていることと劣っていること。まさり劣り。優劣。
    1. [初出の実例]「ほどほどにしたがひて、善悪高下あるべきに」(出典:名語記(1275)六)
    2. 「職業の貴賤は、人品の高下に関係せざることを」(出典:西国立志編(1870‐71)〈中村正直訳〉九)
  4. ( ━する ) 価格や程度などの高いことと低いこと。また、価格や程度を上げたり下げたりすること。価格や程度の上がったり下がったりすること。
    1. [初出の実例]「市町の物売買の高下をさだめらるる事也」(出典:名語記(1275)五)
    2. 「熱の高下は甚だしい」(出典:女工哀史(1925)〈細井和喜蔵〉一六)
  5. こうけ

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普及版 字通 「高下」の読み・字形・画数・意味

【高下】こうげ

高低。

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