甲掛(読み)こうがけ

日本大百科全書(ニッポニカ) 「甲掛」の意味・わかりやすい解説

甲掛
こうがけ

履き物一種で、足の甲を保護するためのものである。形は足袋(たび)によく似ているが、底はない。材料は白もしくは紺の木綿(もめん)。強度を増すため刺子(さしこ)にすることが多い。これをつけるのは草鞋(わらじ)を履くときで、甲に紐(ひも)を巻き付ける際、擦り傷がつくのを防ぐ。すなわち甲掛を用いるのは、草鞋を履くような長距離を歩くときか、激しい労働をするときであった。いまでも京都の大原女(おはらめ)などは行商の際、甲掛を当てているが、一般にこれが用いられることはほとんどなくなっている。

[胡桃沢勘司]

『宮本馨太郎著『かぶりもの・きもの・はきもの』(1968・岩崎美術社)』

出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例

半夏ともいう。七十二候の一つで,本来は夏至後 10日目から小暑の前日までをいったが,現行暦では太陽の黄経が 100°に達する日 (7月1日か2日) を半夏生とし,雑節の一つとして記載している。この頃半...

半夏生の用語解説を読む