甲掛(読み)こうがけ

日本大百科全書(ニッポニカ) 「甲掛」の意味・わかりやすい解説

甲掛
こうがけ

履き物一種で、足の甲を保護するためのものである。形は足袋(たび)によく似ているが、底はない。材料は白もしくは紺の木綿(もめん)。強度を増すため刺子(さしこ)にすることが多い。これをつけるのは草鞋(わらじ)を履くときで、甲に紐(ひも)を巻き付ける際、擦り傷がつくのを防ぐ。すなわち甲掛を用いるのは、草鞋を履くような長距離を歩くときか、激しい労働をするときであった。いまでも京都の大原女(おはらめ)などは行商の際、甲掛を当てているが、一般にこれが用いられることはほとんどなくなっている。

[胡桃沢勘司]

『宮本馨太郎著『かぶりもの・きもの・はきもの』(1968・岩崎美術社)』

出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例

冬に 4日間暖かい日が続くと 3日間寒い日が続き,また暖かい日が訪れるというように,7日の周期で寒暖が繰り返されることをいう。朝鮮半島や中国北東部の冬に典型的な気象現象で,日本でもみられる。冬のシベリ...

三寒四温の用語解説を読む