化学辞典 第2版 「甲状せんホルモン」の解説
甲状せんホルモン
コウジョウセンホルモン
thyroid hormone
甲状腺から分泌されるホルモン.活性物質はチロキシンとトリヨードチロニンで,ヨードを含むアミノ酸である.これらは甲状腺内にチログロブリンの形で存在している.分解酵素の作用により分解されて血液中に放出される.甲状腺ホルモンは,生体のあらゆる組織代謝を促進する.また,ヒト,動物の成長,発育促進作用がある.
出典 森北出版「化学辞典(第2版)」化学辞典 第2版について 情報