甲状腺刺激ホルモン放出因子(読み)こうじょうせんしげきほるもんほうしゅついんし

日本大百科全書(ニッポニカ) の解説

甲状腺刺激ホルモン放出因子
こうじょうせんしげきほるもんほうしゅついんし

視床下部の神経細胞でつくられる因子(TRF、TSH releasing factorの略)で、最近は甲状腺刺激ホルモン放出ホルモン(TRH、TSH releasing hormoneの略)と表記されることが多い。哺乳(ほにゅう)類では下垂体前葉に働いて甲状腺刺激ホルモンthyroid stimulating hormone(略してTSHという)を分泌させる。しかし、下等脊椎(せきつい)動物にはこのような作用がなく、むしろプロラクチンを放出させる働きが一般に認められる。またTRFは視床下部以外の脳の各所にみいだされ、カエルなどでは皮膚にもかなりの量が検出される。現在のところTRFは前葉ホルモンの分泌調節だけでなく、中枢で神経調節物質として働くほかに、未知の働きがあるものと考えられている。化学構造が明らかになった最初の視床下部ホルモンとして知られ、アミノ酸3個からなるペプチドである。

[菊山 栄]

出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例

東京都台東区の浅草寺の本尊である観世音菩薩の縁日のうち,特に多くの功徳が得られるとされる功徳日のことで,毎年 7月9,10日がその日にあたる。もとは「千日詣り」といい,本来はこの日に参詣すると 100...

四万六千日の用語解説を読む